族長(読み)ゾクチョウ

精選版 日本国語大辞典 「族長」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐ちょう‥チャウ【族長】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一族の長。また、家族の長。
    1. [初出の実例]「族長制度の真相は蛛網なり」(出典:日本文学史骨(1893)〈北村透谷〉四)
    2. [その他の文献]〔儀礼‐士喪礼〕
  3. 旧約聖書におけるモーゼ以前のイスラエル先祖アブラハムイサクヤコブヨセフなど。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の族長の言及

【古代社会】より

…弥生時代の墳墓は縄文時代のそれと違って貧富の差がはっきりとみられるようになった。しかし,村の再生産構造の基本は前述した村内の倉庫が中心であり,その倉庫を管理する族長のもとに村民が指揮された。水田の開発,耕作についての指導権は族長がもっていたらしい。…

※「族長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android