ルテオ塩(読み)ルテオエン

化学辞典 第2版 「ルテオ塩」の解説

ルテオ塩
ルテオエン
luteo salt

ヘキサアンミン金属(Ⅲ)錯体[M (NH3)6]X3(M = Co,Cr,Rh,Irなど,X = 一価の陰イオン)のこと.錯体は有色のものが多いため,以前はその色によって分類された.ルテオは黄土色の意味([別用語参照]ロゼオ塩プルプレオ塩).のちにアンモニア配位子の数を意味するようになってRh塩もIr塩もルテオ塩とよばれたが,これらはいずれも無色である.酸に対しては安定である.アルカリ中で熱すると分解する.NH3エチレンジアミンなどのアミンと置換したものもルテオ塩ということがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む