化学辞典 第2版 「ロゼオ塩」の解説
ロゼオ塩
ロゼオエン
roseo salt
アクアペンタアンミン金属(Ⅲ)錯体[MⅢ (NH3)5(H2O)]X3(M = Co,Cr.X = 主として一価の陰イオン)の通称.れんが赤色の結晶.ロゼオはバラ色の意味.プルプレオ塩からつくる.水に比較的溶けやすいことと,H2O 配位子がNH3配位子に比べて置換されやすいので,ペンタアンミン系列の錯体の合成や精製の過程で,ロゼオ塩を中間生成物として利用することが多い.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報