精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙 仏語。
② 欲界・色界の二界、または、色界。〔金剛般若経疏〕
③ =うしき(有職)
※大乗院寺社雑事記‐寛正六年(1465)一〇月一四日「但於有色物者不可被用之由」
〘名〙
① 色のあること。色のついていること。また、特に美しいこと。なまめかしいこと。また、そのもの。
※光悦本謡曲・仏原(1452頃)「我はもとよりゆうしょくの花一時の盛なればちるを何と恨みんや」 〔管子‐戒〕
② 遊里で、容貌の美しい男、また、情夫・密夫をいう。いろ。
※洒落本・広街一寸間遊(1778)序「有浅黄裏有侠客又有有色(ユウショク)」
③ ⇒うしき(有色)
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