ルトバ(その他表記)Ar-Rutbah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルトバ」の意味・わかりやすい解説

ルトバ
Ar-Rutbah

イラク西部,アンバール県の町。県都ラマーディの西南西約 290km,シリア砂漠中に位置する。ハウラン涸れ川 (ワディ) 上にある小オアシス町。バグダードとシリアのダマスカスヨルダンアンマンを結ぶ隊商路の分岐点をなし,シリア砂漠横断の給水地として栄えている。 1918年の国境画定以後は,シリア,ヨルダン,サウジアラビアへの戦略的重要性から,国境警備隊の根拠地となる。キルクークからハイファにいたる石油パイプラインもここを通っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android