ルビーアカヤドリトビコバチ

百科事典マイペディア の解説

ルビーアカヤドリトビコバチ

膜翅(まくし)目トビコバチ科の昆虫。体長雌は1.6mm内外,黄だいだい色ないし赤褐色,雄は1mm内外,黒色幼虫ルビーロウカイガラムシに寄生する有力な天敵。1946年九州大学の安松京三によって発見され,以来日本各地や海外柑橘(かんきつ)園に移出されて顕著な効果をあげている。
→関連項目コバチルビーロウムシ

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世界大百科事典(旧版)内のルビーアカヤドリトビコバチの言及

【トビコバチ(跳小蜂)】より

…天敵として有力なものも多く,クワコナカイガラムシに寄生するルリコナカイガラトビコバチClausenia purpurea,クワコナカイガラトビコバチPseudaphycus malinusは日本からアメリカに輸出された。ルビーアカヤドリトビコバチAnicetus beneficusは1945年ころ九州に発見されたが,これを各地に導入してルビーロウカイガラムシを激減させた。キンウワバの幼虫に寄生するキンウワバトビコバチLitomastix maculataは多胚生殖をして,1匹の寄主から約3000匹も羽化する。…

※「ルビーアカヤドリトビコバチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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