ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コバチ」の意味・わかりやすい解説
コバチ
Chalcidoidea; chalcid wasp
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節足動物門昆虫綱膜翅(まくし)目コバチ上科Chalcidoideaの昆虫の総称。和名は「小さいハチ」を意味するが、昆虫学上では、単に体が小さいハチをすべてコバチと称するのではなく、分類学上コバチ上科という群をさす。学名はギリシア語で「銅色」を意味するように、体は金属光沢をもつものも多いが、体色はさまざまである。膜翅目のハチのなかでもっとも種類が多い大きい群である。翅脈はきわめて退化して単純化している。体長は0.2~20ミリメートルで、通常1~3ミリメートルのものが多い。すべて寄生バチであるが、昆虫に寄生するものと植物に寄生するものとがある。とくに害虫に寄生するものは天敵として重要な役割を果たしている。
コバチ上科には、イチジクコバチ科、アシブトコバチ科、シリアゲコバチ科、カタビロコバチ科、マルハラコバチ科、アリヤドリコバチ科、コガネコバチ科、トビコバチ科、ツヤコバチ科、ヒメコバチ科、タマゴヤドリコバチ科などが含まれる。
[立川哲三郎]
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