改訂新版 世界大百科事典 の解説
ルフトハンザ・ドイツ航空[会社] (ルフトハンザドイツこうくう)
Deutsche Lufthansa AG
ドイツの航空会社。航空会社コードはLH。本社ケルン。ルフトハンザ・カラーとして機内などには薄茶色が用いられている。国際線はヨーロッパ,南・北アメリカ,アフリカ,アジア,オセアニアの主要約120都市に及んでいる。日本へは1961年より乗り入れている。1919年Deutsche Luftredereiとして発足し,26年Deutsche Lufthansaとなった。第2次大戦後は敗戦国として,日本同様民間航空は禁止されていたが,53年連邦政府,国鉄などの出資の下に再建され,55年から運航を開始した。97年に完全民営化された。輸送実績は旅客数5090万人,貨物185億トンキロ(2004)。売上高170億ユーロ(2004年12月期)。2005年スイス航空を買収して傘下に収めた。
執筆者:中島 巌
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報