ル・プレー学派(読み)ル・プレーがくは(その他表記)Le Play school

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ル・プレー学派」の意味・わかりやすい解説

ル・プレー学派
ル・プレーがくは
Le Play school

フランスの社会学者 F.ル・プレーの影響を受けイギリスで展開した学派。特にル・プレーの社会改良思想と社会調査法の影響が著しい。この学派は,1920年ロンドンでル・プレー・ハウスを創立,諸種の調査研究を試みた。この学派によれば,家族の基礎的機能の一つはその成員の生活資本を獲得することであるから,そのために家族体制は生活資本獲得の方法 (仕事) によって規定され,しかもこの方法はその家族の環境 (場所) によって規定される。したがって場所・仕事・家族という公式に基づいて調査を行うべきであるとしている。そして調査を重ねることによって,社会組織,社会体制,地域社会の「社会科学目録」が作成される。この方向で社会地理学,農村社会学,都市社会学,家族社会学などの調査,研究を行なっていった。デュルケム学派の影響も強く,総合的協同研究を志向。ル・プレー・ハウスからは叢書"Regional Survey Paper",調査報告機関誌"Observation"が発行されている。

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