…パリを中心とした演奏活動のかたわらグリュミオー,メニューインらを教え,同時に祖国ルーマニアでも指揮を含めた演奏活動を行った。この間の作品には,民族的色彩の濃い2曲の《ルーマニア狂詩曲》(1901‐02)がよく知られているが,西ヨーロッパの伝統との総合により1920年代の様式に至り,《バイオリンソナタ第3番》(1926),歌劇《エディプス王》(1931)などの佳作を生み出した。【庄野 進】。…
※「ルーマニア狂詩曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」