20世紀日本人名事典 「レイモンカール」の解説
レイモン カール
Raymon Carl
07のハム・ソーセージ職人 レイモン・ハムソーセージ製造所創設者。
- 国籍
- ドイツ
- 生年
- 1894年3月28日
- 没年
- 1987年12月1日
- 出生地
- カールスバード(現・チェコ領)
- 本名
- レイモン カール・ワイデル〈Raymon Carl Weidl〉
- 主な受賞名〔年〕
- 西ドイツ功労勲章十字章〔’74年〕「日独両国の関係を深めた」,函館功労者表彰〔’83年〕,北海道新聞文化賞(産業経済賞)〔’85年〕,勲五等双光旭日章〔’86年〕
- 経歴
- 父親の仕事を受け継いで食肉製造の道に入り、ベルリン、パリなどで修業後、1919年に米国からの帰途日本に立ち寄り、東京・銀座の缶詰会社に勤務。翌年初めて函館を訪れ、5年後、再訪して渡島管内大野町にハム・ソーセージ工場を建てる。戦前は満州(現・中国東北部)や台湾で畜産指導をしたが、戦後’48年からレイモン・ハム・ソーセージ製造所を函館市元町で再開、添加物を使わぬドイツ仕込みのハム・ソーセージづくり一筋で道内外で有名に。’83年に現役を退き、翌年西独に帰ったが、半年後には函館に戻り、永住の地として妻・コウと暮らした。2000年1月妻・コウの一生をまとめた、シュミット村木真寿美「レイモンさんのハムはボヘミアの味」が出版される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報