20世紀西洋人名事典 「レオポルトウラッハ」の解説
レオポルト ウラッハ
Leopold Wlach
1902.9.9 - 1956.5.7
オーストリアのクラリネット奏者。
元・ヴィーン音楽アカデミー教授。
ヴィーン生まれ。
ヴィーン音楽アカデミーで、バルトロミーとポルラチェクに師事、卒業後ヴィーン・フィルに属し、またヴィーン・フィル管弦合奏団のメンバーとして室内楽でも活躍。1930年から母校で教鞭をとり、アルフレート・ボスコフスキー等多くのクラリネット奏者を育成。典型的なヴィーンの奏法で、柔らかな音色、洗練された表現技術、特にピアニッシモの完璧なコントロールは高く評価。モーツアルトの「クラリネット五重奏曲」(’51年アメリカでレコード発売)はヴィーン・モーツアルト協会からメダルを贈呈、日本にも支持者が多い。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報