改訂新版 世界大百科事典 「レカーレド」の意味・わかりやすい解説
レカーレド
Recaredo
生没年:?-601
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…第1回はまだローマ時代の397‐400年に開かれ,プリスキリアヌス主義が弾劾された。第3回(589)は,それまでアリウス主義を奉じていた西ゴート王レカーレドがカトリックに改宗した会議として知られるが,この第3回よりトレド会議は西ゴート王国の政治機構の一つとなり,世俗的問題も討議されることになった。第4回(633)はセビリャのイシドルスが主宰し,第12回(681)はトレド大司教座のスペインにおける首位権を確定した。…
… 6世紀後半にトレドの宮廷を中心に,王国は全イベリア半島にまとまりをみせ始める。587年レカーレド(在位573,586‐601)は,アリウス派からカトリックに改宗し,ローマ人と西ゴート人の宗教的統一を実現した。これによってトレド公会議が単に教会の決議機関というだけでなく,王国統治の最も重要な決定機関であるという,西ゴート王国独特の政治システムの形成を可能にした。…
※「レカーレド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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