ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レッテレル=ジーベ病」の意味・わかりやすい解説 レッテレル=ジーベ病レッテレル=ジーベびょうLetterer-Siwe disease 組織球増殖症Xの一病型で,ドイツの医師 E.レッテレルが 1924年に記載し,S.A.ジーベが特徴をさらに明らかにした疾患。おもに乳幼児にみられる。発熱をもって発症し,皮膚に出血性発疹,肝脾腫およびリンパ節腫脹を認める。原因は不明。予後は不良で,多くは数ヵ月以内の経過で死亡する。組織学的には,脾臓,肝臓,骨髄,リンパ節,胸腺,皮膚,肺など種々の臓器に,好酸性の広い細胞質をもつ組織球様の細胞が,肉芽腫様の結節をつくるか,びまん性に増殖する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by