れんぼれれつ

精選版 日本国語大辞典 「れんぼれれつ」の意味・読み・例文・類語

れんぼ‐れれつ

[1] 〘感動〙 恋慕流しの終わりのはやしことば。
[2] 〘名〙 ((一)から転じて) 恋い慕うこと。惚れること。恋慕
※俳諧・毛吹草(1638)五「見る心れんほれれつの蓮花哉〈弘永〉」
[補注](一)には、さまざまの違った表現が見られる。「俗曲・れんぼ」の「浪にゆられて島磯千鳥、れんぼれ、れれつれ」、「歌謡・松の葉‐二・こひ草」の「袖に涙は、のんさてまことに、こぼれぞかかる、れんぼれんれつれ」、「邪宗門北原白秋〉古酒・恋慕ながし」の「れんぼ れれつれ、消えぬる 恋慕ながしの一曲」など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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