レーンス(読み)れーんす(その他表記)Hermann Löns

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レーンス」の意味・わかりやすい解説

レーンス
れーんす
Hermann Löns
(1866―1914)

ドイツの小説家。郷土芸術運動の代表的作家。西プロイセンのクルム高等中学校ギムナジウム)の教師の息子として生まれる。動物学と医学を専攻したが、ジャーナリストになり文筆活動を行い、故郷を失った者の土地に寄せる愛情を語り、農民世界の陰うつな情念を表現した。第一次世界大戦で戦死。代表作には、三十年戦争を生き抜いた農民を主人公とした長編小説『狼(おおかみ)男』(1910)がある。

[鈴木隆雄]

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