ロキ・コンムネス(その他表記)Loci communes theologici

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロキ・コンムネス」の意味・わかりやすい解説

ロキ・コンムネス
Loci communes theologici

神学上の異なるさまざまな主題についての論述を集めたものを意味する。プロテスタント教会では,P.メランヒトンによって最初の教義学書『ロキ・コンムネス』 (1521) が著わされた。この書では,三位一体論,受肉論は避けられ,信仰によって義とされるという点が強調されている。それはルター的福音理解のすぐれた要約といわれている。第2版はイングランド王ヘンリー8世に献呈されたもので,彼自身の聖餐論,自由意志論が現れている。またルター派初期の神学者たちによる教義学書に共通に付加された名称でもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む