普及版 字通 「ロク・きり」の読み・字形・画数・意味

8画
[字訓] きり
[説文解字]

[甲骨文]

[金文]

[字形] 象形
錐(きり)状の器で木を刻み、木
(きくず)が散る形に象る。〔説文〕七上に「木を
むこと
たるなり。象形」とあり、その錐の回転する音を「
」という。篆文の字形は祟(たたり)をなす獣の形に作るが、卜文・金文の字形は刻鏤の形に作る。金文に「
(つうろく)永命」など、
を祿(禄)の意に用いる。[訓義]
1. きり、ろくろきり。
2.

は、きりのまわる音。3. 禄に通用し、幸い。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕
キタセムナリ[声系]
〔説文〕に
声として祿・
・剝・
(緑)・
(録)など十字を収める。剝は〔説文〕四下に
の亦声とするが、獣皮に刀を加える形で、声義ともに異なる。〔説文〕の
の篆文は、その獣の形に作っている。[熟語]
曲▶・
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