現代外国人名録2016 「ロマンアブラモヴィッチ」の解説
ロマン アブラモヴィッチ
Roman Arkadyevich Abramovich
- 職業・肩書
- 実業家,政治家 チェルシー・オーナー 元チュクチ自治管区知事,元ロシア下院議員,元シグネット取締役
- 国籍
- ロシア
- 生年月日
- 1966年10月24日
- 出生地
- ソ連ロシア共和国サラトフ(ロシア)
- 学歴
- モスクワ石油ガス大学卒
- 経歴
- ユダヤ系。ソ連崩壊後の1992年頃石油ビジネスを始め、政商、ベレゾフスキー元CIS執行書記と出会う。’95年12月ロシア有数の大手石油会社、シブネフチの民営化で、ベレゾフスキーと共闘して51%の株の買い占めに成功。’96年同社モスクワ支店長となり、ロシア財界にデビュー、同年取締役(〜2005年)に就任。ベレゾフスキーからエリツィン大統領一家に紹介され、ベレゾフスキーが不正送金などで刑事追訴された後、エリツィン一家の金庫番として重用される。’99年12月ロシア下院議員に当選。2000年ロシア北東端の極貧地域、チュクチ自治管区の知事に当選。2008年7月辞任。チュクチでの基盤整備に使った私財は15億ドル(約1500億円)。この間、2003年英国サッカー・プレミアリーグのチェルシーを買収、約200億円かけてヨーロッパの有名選手を次々と獲得し話題に。また、サッカーのロシアチームに財政面で強力に支援。2005年より3年連続でロシアの長者番付第1位、2008年は2位。資産235億ドル(約2兆4200億円)。2007年の米経済誌「フォーブス」による世界長者番付は16位。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報