最新 地学事典 「ロレンゼナイト」の解説
ロレンゼナイト
lorenzenite
化学組成Na2Ti2Si2 O9の鉱物。直方晶系,空間群Pbcn, 格子定数a0.8713nm, b0.5233, c1.4487, 単位格子中4分子含む。微細な針状結晶。暗褐~黄褐色,ガラスないし亜金属光沢。劈開{100}に明瞭。硬度6,比重3.45。薄片では淡橙~淡黄色,屈折率α1.91, β2.01, γ2.03, 2V(-)38°~40°, 光分散r>v明らか。グリーンランド,カナダ,ロシアなどのかすみ石閃長岩ペグマタイト中に産する。同じ鉱物をラムゼイアイトと呼ぶことがあるが,現在は使用しない。名称は,オランダ人の鉱物学者J.T.Lorenzen(1855~84)にちなむ。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

