旺文社世界史事典 三訂版 「ロンバルド族」の解説
ロンバルド族
ロンバルドぞく
Lombard(Langobards)
1世紀にはエルベ川下流にいたが,ドナウ川方面から下オーストリアに移動。500年ごろアリウス派キリスト教に改宗して成長,568年北イタリアにロンバルド(ランゴバルド)王国を建て,最盛期には版図は中部イタリアから南イタリアにまでおよんだ。フランク王国のカール1世(大帝)に敗れて,774年併合された。ロンバルド族の国は9世紀にも現れるが,オットー1世(大帝)に敗れ,南イタリアのベネベント公国も11世紀末ノルマン人の侵入に屈した。
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