法則の辞典 「ローゼンタール発振」の解説 ローゼンタール発振【Rosenthal oscillation】 低速の原子どうしの衝突の際に,外殻電子の励起積分断面積が衝突速度の関数として周期性が現れる現象をいう.衝突する原子の対の接近によって形成する中間体分子の二つ以上の電子状態が励起され,次に核間距離がある値になったときに,この励起分子状態間に相互作用が存在すると,散乱波の位相干渉が起きる.その結果として励起断面積に振動構造が出現する. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報