ローソン石エクロジャイト相(読み)ローソンせきエクロジャイトそう

最新 地学事典 の解説

ローソンせきエクロジャイトそう
ローソン石エクロジャイト相

lawsonite eclogite facies

エクロジャイト相の圧力温度領域のうち,ローソン石の存在で定義される亜相。緑れん石エクロジャイト相の高圧側に位置する。同相の低温側はローソン石青色片岩相(ローソン石藍閃石片岩相)から漸移するが,中央海嶺玄武岩+H2O系において同相の低温限界を定義する不連続反応は存在せず,ざくろ石+オンファス輝石の量で決めるのが妥当。同相は地質学的に重要な意味をもち,冷たい沈み込み帯(例えば,沈み込み開始から約5,000万年経過した状態)において水やそれに伴う微量元素の貯蔵庫として働き,それらを地球深部へ輸送する役割をもつ。ただし,世界の造山帯においてローソン石エクロジャイトの存在は極めて稀であり,沈み込む海洋地殻のローソン石エクロジャイト化の普遍性については未解決の部分がある。

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参照項目:ローソン石青色片岩相

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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