妥当(読み)ダトウ

デジタル大辞泉 「妥当」の意味・読み・例文・類語

だ‐とう〔‐タウ〕【妥当】

[名・形動](スル)実情によくあてはまっていること。適切であること。また、そのさま。「妥当な方法をとる」「現実社会に妥当する政策」
[用法]妥当・穏当――「妥当(穏当)な結果」「そう考えるのが妥当(穏当)なところだ」など、無理がなく適切であるの意では、相通じて用いられる。◇「妥当」は適切でぴったり当てはまっているようす。「妥当な結論」「妥当とはいえない」◇「穏当」は、まあまあで無理のないようす。「穏当な処置」「穏当な解決」◇「君が議長になるのが妥当な線だが、今回は彼に譲るのが穏当なところだろう」のように、「妥当」は積極的、「穏当」は消極的な評価を表すのに用いられる。◇類似の語に「順当」がある。「順当」は、そのような結果になるのが当然である意が強い。「優勝候補の順当な勝利」「順当にいけば、次期社長は私だ」などには、「妥当」「穏当」は用いない。
[類語]適当・適切・適正・適確・至当・穏当・相応・好適・適合・合致・即応・正当・順当・ぴったり・頃ころ合い・程合い・手頃てごろ・適う・適する・合う・沿う・そぐう・当てはまる・当を得る・勿論・元より・当然・もっとも・無論・まさに・当たり前・ご無理ご尤も・言うまでもない・言わずもがな・言を俟またない・論を俟またない・然さもありなん・無理もない・無理からぬ・自然・自明・歴然・歴歴・一目瞭然・瞭然・灼然しゃくぜん・明らか・明白・明明白白・定か・明快・はっきり・明瞭・画然・顕然・まさしく・必至・疑いなく・然るべき・すべからく・言うに及ばず・言えば更なり・言うもおろか・論無し・推して知るべし・隠れもない・紛れもない・理の当然・必然・自明の理・それもそのはず・ご尤もっとも・尤もっとも至極・尤もっとも千万・宜うべなるかな・むべなるかな・合点・唯唯諾諾・首肯・宜うべなう・賛成・賛同・果たして・果たせるかな・更にも言わず・至極・のみならず・言わずと知れた・違いない・くっきり・諸手もろてを挙げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「妥当」の意味・読み・例文・類語

だ‐とう‥タウ【妥当】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( 形動 ) 順調な状態に帰着すること。おちつくこと。よくあてはまること。適切であること。また、そのさま。適当。
    1. [初出の実例]「一政を出す毎に討論妥当して後、始めて之を施す」(出典:万国新話(1868)〈柳河春三編〉二)
    2. 「只此靄に、春宵の二字を冠したるとき、始めて妥当なるを覚える」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉七)
  3. ② 哲学で、ある判断が認識上の価値を有すること。〔哲学字彙(1881)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「妥当」の意味・わかりやすい解説

妥当
だとう
valid; Gelten

判断一般において認識価値を有する場合のことで (真理との区別は妥当性をみよ) ,現象的制約や評価主観の干渉にもかかわらず,そのものとして存在価値を有するもののあり方をいう。ただしある判断が理念的もしくは客観的に妥当しているとしても,その妥当なる判断がそのように判断されるものと代替されることはできない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

アジア諸国の友好と平和促進とを目的としたスポーツ大会。第1回は1951年にインドで開催。原則としてオリンピックの中間年に行われる。主催はアジア‐オリンピック評議会。→アジア冬季競技大会...

アジア競技大会の用語解説を読む