ロータリー掘り(読み)ロータリーぼり(その他表記)rotary drilling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロータリー掘り」の意味・わかりやすい解説

ロータリー掘り
ロータリーぼり
rotary drilling

ビット先端につけた掘り管を,ロータリーテーブルで回転させて坑井を掘削する方法。掘り管の下端,すなわちビットの直上にはドリルカラーと称する肉厚のパイプを挿入するのが通常であり,これによってビットに地層に対する高い荷重を与えることができる。この場合掘り管はドリルカラー以下の重量を吊下げて,ビット荷重をコントロールする状態に保たれる。掘り管やドリルカラーその他,ビットの上に連続して接続されたものをドリルストリングと称するが,これは中空になっており,その中を掘削泥水が通ってビットのノズルから坑底に噴出される。噴出された泥水は,地層の掘り屑とともにドリルストリングと坑壁の間を通って地表に送り返される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む