ヲサツナイ(読み)をさつない

日本歴史地名大系 「ヲサツナイ」の解説

ヲサツナイ
をさつない

漢字表記地名「長知内」のもとになったアイヌ語に由来する地名。本来は河川名であったが、コタン名としても記録されている。当地一帯は近代に入り長知内おさちない村に包含された。語義について松浦武四郎は「口が干る義」(板本「東蝦夷日誌」)、また「川すじおり干るによつて号しとかや。サツヲナイの転じたりと云り」(「戊午日誌」沙留誌)とする。戸口は「東蝦夷地場所大概書」では一一軒、玉虫「入北記」では八軒、三六人(男二三・女一三)とある(安政四年九月四日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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