を廻(読み)おまわし

精選版 日本国語大辞典 「を廻」の意味・読み・例文・類語

お‐まわしをまはし【を廻】

  1. 〘 名詞 〙 連俳切字の特殊用法の一つ。発句の中七の末尾にくる助詞「を」で句が切れるというもので、「焼亡(じょうまう)は水だにあるを花の風」のように下五に名詞がきて逆接の形になるもの。
    1. [初出の実例]「をまはしと云をみれば、名もさらばきかざらましをほととぎす、などと云句を引てあり。をまはし、是大まはしと云に対して小(ヲ)廻しと云事か知らず。但はしのをにてまはすと云事か。難用名目也」(出典:俳諧・暁山集(1700))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む