ンズワニ島(読み)ンズワニとう(英語表記)Île de Ndzuwani

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ンズワニ島」の意味・わかりやすい解説

ンズワニ島
ンズワニとう
Île de Ndzuwani

旧称アンジュアン Anjouan島。コモロ東部の島。ほぼ三角形をなし,中央に火山性のンティングイ山 (1595m) がそびえる。かつてはアラブ支配下にあり,奴隷市で知られた。 1506年イスラム教徒のスルタンの小王朝がつくられ,コモロ諸島全域を支配。 1886年フランス保護領の一部となった。主産物コーヒーバニラコプラ,香油用植物など。中心地は北西岸のムツァムドウ。面積 424km2人口 12万 3000 (1980推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android