アカオニグモ(読み)あかおにぐも

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アカオニグモ」の意味・わかりやすい解説

アカオニグモ
あかおにぐも / 赤鬼蜘蛛
[学] Araneus pinguis

節足動物門クモ形綱真正クモ目コガネグモ科に属するクモ。日本の中部地方以北に多い寒地性のオニグモで、真っ赤な腹部に黄色の斑点(はんてん)がある。体長は雌15~20ミリメートル、雄10~11ミリメートル。本種は長い間ヨーロッパに分布するアカオニグモと同種と考えられていたが、近年別種であることがわかった。樹間草間に大きい円網を張る。

[八木沼健夫]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android