アナフィラトキシン

栄養・生化学辞典 「アナフィラトキシン」の解説

アナフィラトキシン

 (1) アナフィラキシーをひき起こす原因物質として血漿中に出現するもの.(2) 補体免疫が活性化され,補体第4成分,第3成分,第5成分が分解活性化されるときにそれぞれから生じる分子量約10kの断片が,肥満細胞に作用してヒスタミンを遊離させ,毛細血管透過性の亢進,平滑筋の収縮を起こす.この物質をアナフィラトキシンという.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android