アナレンマ(英語表記)analemma

デジタル大辞泉 「アナレンマ」の意味・読み・例文・類語

アナレンマ(analemma)

均時差による太陽運動一年を通じて、同じ場所で同時刻に太陽を撮影し、それらの写真を合成すると、太陽が8の字の軌跡を描くことが知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアナレンマの言及

【インド天文学】より

…ただしインド天文学がギリシア系であるという場合注意しなければならないのは,そのギリシア的要素がプトレマイオス(後2世紀)によって完成されたものではなく,それ以前のものであるということである。たとえばメネラオス(後100年ごろ)が発見しプトレマイオスがみごとに応用した球面三角法はインドには伝えられず,その代りに〈アナレンマ〉と呼ばれる一種の投影図法が広く用いられている。その他ギリシア要素のおもなものをあげると,黄道座標,極黄経と極黄緯,三角法,周転円と離心円,惑星緯度論,同心球論などがある。…

※「アナレンマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android