アヌラリア(その他表記)Annularia

改訂新版 世界大百科事典 「アヌラリア」の意味・わかりやすい解説

アヌラリア
Annularia

古生代後期の有節植物を代表する蘆木(カラミテスCalamites)の葉に与えられた形態属名。蘆木は現生トクサ類の祖先系の植物で,茎は直径20cmもあり,巨大であった。関節から出る枝も関節をもち,その関節に輪生する葉は単脈で大きさ1~5cmである。植物化石は葉,茎などばらばらに化石となって発見されるために,それぞれ部分ごとに違った名がつけられている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 一男 浅間

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む