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アブダクション あぶだくしょん

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ナビゲート ビジネス基本用語集の解説

アブダクション

起こった現象を最もうまく説明できる仮説を形成するための推論法のこと。仮説形成とも訳される。アメリカの哲学者パースアリストテレスの論理学をもとに提唱し、帰納法、演繹法と並ぶ第三の推論法として、新たな科学的発見に不可欠なものであると主張した。日常的な例としては次のようなものがある。 (a)庭の芝生が濡れている(現象) (b)雨が降ると芝生が濡れる(法則) (c)だから(今はやんでいても)雨が降ったに違いない(仮説) ここでは(a)の現象の原因を説明するため、最終的に(c)の仮説を立てている。しかし、芝生が濡れる原因は雨のほかにも「夜露が降りた」や「誰かが水まきをした」などいくつか考えられる。そのため、(b)の法則の内容そのものは正しいとしても、その法則を思いついて、ここに当てはめるかどうかは推論する者のひらめきにかかっている。このようにアブダクションには、想像力の発揮される余地が大きいといえる。

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デジタル大辞泉の解説

アブダクション(abduction)

誘拐。略取。

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デジタル大辞泉プラスの解説

アブダクション/遭遇

米国の作家ロビンクックの小説(2000)。原題《Abduction》。

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

アブダクション【abduction】

アメリカの哲学者パースによって定式化された科学的探究の一段階。演繹および帰納に先立って、観察された現象を説明する仮説を発想し、形成する手続きを指す。仮説的推論。
誘拐。

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世界大百科事典内のアブダクションの言及

【発見法】より

…発見に関係する推論は,仮説を提起する〈発想〉であり,これは通常の形式論理学の枠内に入らず従来無視されてきた。しかし歴史的にもすでにアリストテレスは,〈演繹synagōgē〉と〈帰納epagōgē〉のほかに〈還元apagōgē〉をとり上げており,C.S.パースはこれを〈アブダクションabduction〉と訳して,その仮説提起的な発見的思考の意義を強調していた。 こうした発見法としての発想の諸型として,〈類推〉〈普遍化〉〈極限化〉〈システム化〉などがあると考えられる。…

※「アブダクション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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