アマミキヨ

朝日日本歴史人物事典の解説

琉球の国土創成神。女神。琉球最古の歌謡集『おもろさうし』には,「あまみきよ」と「しねりきよ」の2神が日神に命じられて島々と人間を造った神話(伊奘諾・伊奘冉神話に似る)が歌われている。琉球の最初の史書『中山世鑑』(1650年編述)では創成神は「阿摩美久」(アマミキヨ)ひとりで,その伝承では,むかし,天帝から島造りを命じられたアマミクが天降ってみると,下界は一面の海原だった。そこで天帝から土石草木をもらって多くの島々を造った。その後数万年を経て,天帝から1男1女を下しもらい,このふたりから地上の人々が生まれていったという。この伝承は,豊かな海洋性にあふれた沖縄諸島の代表的な神話である。<参考文献>伊波普猷『をなり神の島』

(西條勉)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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