アモール・ファティ(その他表記)amor fati

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アモール・ファティ」の意味・わかりやすい解説

アモール・ファティ
amor fati

ラテン語で「運命の愛」の意。ニーチェの運命観を表わす用語。彼によれば,運命は必然的なものとして人間にかぶさってくるが,これに忍従するだけでは創造性がない。むしろ,この運命の必然性を肯定して自己のものとし,愛しうるとき,人間の本来的な創造性を発揮しうるという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む