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アリエノール・ダキテーヌ Aliénor d’Aquitaine

世界大百科事典 第2版の解説

アリエノール・ダキテーヌ【Aliénor d’Aquitaine】

1122?‐1204
フランス国王ルイ7世,次いでイギリス国王プランタジネット家のヘンリー2世の王妃。エレオノール・ダキテーヌÉléonore d’Aquitaineともいう。祖父は最古のトルバドゥールで,アキテーヌ公,ポアティエ伯のギヨーム9世で,幼時から文学的環境に育ち,両国王との結婚により,南仏の文学伝統および貴婦人崇拝の観念を,北フランスおよびイギリスの宮廷に導入する。ベルナール・ド・バンタドゥールも彼女に仕え,また,《ブリュ物語》(ワース作),《トロア物語》も彼女に捧げられたほか,トリスタン物語の発展にも彼女の貢献があったとされる。

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世界大百科事典内のアリエノール・ダキテーヌの言及

【カペー朝】より

…開墾,植民による耕地の拡大,新集落の増加,都市コミューンの平和運動など,12世紀フランスの社会的エネルギーは,王権による地方共同体の組織化として結実していった。 ルイ7世はアキテーヌ公領の女相続人である王妃アリエノール・ダキテーヌと離婚(1152)し,アリエノールがノルマンディー公,アンジュー伯を兼ね,プランタジネット朝の創始者となるイギリス国王ヘンリー2世(在位1154‐89)と再婚したため,西フランスの広大な領域がイギリス国王の支配下に入るという危機的状況が生まれた。ルイ7世の子フィリップ2世(尊厳王,在位1180‐1223)は,フランス領に関するかぎり,いかなる君主もカペー家の家臣であるとし,家臣としての誠実義務違反を根拠として〈奪封宣言〉という挙に出た。…

※「アリエノール・ダキテーヌ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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