アルカディア会談(読み)あるかでぃあかいだん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルカディア会談」の意味・わかりやすい解説

アルカディア会談
あるかでぃあかいだん

第二次世界大戦中、ワシントンで開かれたアメリカ大統領F・D・ルーズベルトとイギリス首相チャーチルとの会談。1941年12月22日から翌1942年1月14日まで、アメリカの参戦直後に開かれた両国首脳会談で、「アルカディア」Arcadia(アーケディアとも)は暗号名。この会談で、(1)両国はヨーロッパ戦争全力を集中し、太平洋の戦争は当分守勢とする、(2)米英合同参謀本部会議Combined Chiefs of Staff Committeeをワシントンに設置し両国の戦争計画を調整するなどが決められた。

[藤村瞬一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android