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アルキルベンゼン alkylbenzene

大辞林 第三版の解説

アルキルベンゼン【alkylbenzene】

ベンゼン環にアルキル基が結合している芳香族炭化水素の総称。トルエン、キシレンなど。最も一般的な合成洗剤の原料であるドデシルベンゼンをさすこともある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルキルベンゼン
あるきるべんぜん
alkylbenzene

ベンゼンC6H6のアルキル置換体の総称。ベンゼン環にアルキル基が結合した芳香族炭化水素をいう。アレーンareneともいう。アルキル基の数に応じてモノ、ジ、トリ、テトラアルキルベンゼンのようによばれる。メチル置換体には慣用名があり、たとえばトルエンC6H5CH3(メチルベンゼン)、キシレンC6H4(CH3)2(ジメチルベンゼン)、メシチレンC6H3(CH3)3(トリメチルベンゼン)、メリテンC6(CH3)6(ヘキサメチルベンゼン)などである。合成は、ベンゼンとハロゲン化アルキルを無水塩化アルミニウムAlCl3を触媒にして反応させるフリーデル‐クラフツ反応とか、相当するケトン類RhCORのカルボニル基Oをメチレン基-CH2-に還元するクレメンゼン還元などによる。反応性はアルカンとベンゼンの両方の性質を有する。用途は広く、有機合成の出発原料になるが、合成洗剤工業の中核となるのもアルキルベンゼンである。[向井利夫]

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