アルミニウス派教会(読み)あるみにうすはきょうかい(英語表記)The Arminian

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルミニウス派教会
あるみにうすはきょうかい
The Arminian

オランダ改革派の神学者であるアルミニウスの神学的見解に従って、その死後、ドルトレヒト会議(1618~1619)に「レモンストランティア」(異議申し立て)という文書を提出して、以後レモンストランス派ともよばれるようになったグループ、および神学的立場を共通にする諸教派の総称。神が永遠の初めから人間を救いか滅びかに選んでいるという厳格な予定説に反対して、神は人間の信仰か不信仰かをみて、救いか滅びかに選ぶという予定説を主張し、ドルトレヒト会議で退けられた。これに属するとされるのは、18世紀J・ウェスリーに始まるメソジスト諸教会、ホーリネス諸教会、救世軍などである。神の恵みとキリストの贖(あがな)いの業(わざ)の普遍性や、神の先行する恵みのもとでの人間の自由と責任などを強調する。イギリスから北アメリカに広がり、そこから世界伝道により各地に広まって、伝道、教育、奉仕の諸活動を全世界に行っている。アメリカではメソジスト派、イギリスではウェスリー派とよばれている。[徳善義和]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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