コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アンクル・リーマス物語 あんくるりーますものがたりUncle Remus : His Songs and Sayings

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アンクル・リーマス物語
あんくるりーますものがたり
Uncle Remus : His Songs and Sayings

アメリカの作家ハリスによる短編物語集。1880年刊。農場で働くリーマスという黒人の老人が、農場主の子供を相手に、黒人の民話や歌を聞かせるという形をとっている。綿花農場で働く黒人の生活を身近にみて育ったハリスは、その経験を土台にして作品をつくりあげ、少年時代に聞き覚えた黒人特有の訛(なま)りを使って書いた。この語り口は黒人の生活を自然に伝えるという効果をあげている。力の弱いウサギが知恵を働かせて、強いキツネをやりこめるといった内容の話が多く、虐げられていた黒人の生活哲学と、当時の社会に対するハリス自身の批判を、そこに読み取ることができる。[掛川恭子]
『八波直則訳『ウサギどんキツネどん』(岩波少年文庫)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

アンクル・リーマス物語の関連キーワードハリス(Joel Chandler Harris)リーマスおじさんのお話

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android