黒人(読み)こくじん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

黒人
こくじん
black

いわゆる三大人種の一つとしてのネグロイドの俗称。体表が黒色に近い濃色なるがゆえにこの名があるが、インド人などは含まれない。人類学など学術用語として用いることは不適当なものとされているが、一般にはこの語が広く用いられている。なお、アフリカ人を先祖とする北アメリカの黒人に対しては、皮膚の色による差別を避ける意味から、アフリカ系アメリカ人African Americanという呼称が用いられるようになってきた。[香原志勢]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の黒人の言及

【黒人問題】より

…〈黒人問題〉という表現は責任の所在を黒人(アフリカ系アメリカ人)におこうとする白人側の言葉であり,現在ではあまり使われない。現在では広汎な人種問題,人権の問題,平等の問題として捉えられている。…

【人種】より

… 定義をさらに厳密にする前に,歴史的背景をもって広く流布するにいたった人種概念を,アメリカ大陸を例として取り上げてみよう。アメリカ合衆国における有色人種colored race,colored peopleは,非白色人種とほぼ同義で,とくに黒人の系統という意味合いが強い。祖先に1人でも黒人がいたならば,その人は有色の範疇にはいる。…

【ニグロイド大人種】より

…スーダン亜人種がとくに色素が多く,中頭ないし長頭で,体毛は一般に少なく,突顎が顕著である。ナイル川上流からビクトリア湖辺に分布するナイロティク亜人種は,きわめて背が高く下肢が長くほっそりとし,黒人の中で最も狭鼻で突顎の度が弱い。コーカソイドの遺伝子がかなりはいっていると仮定されている。…

※「黒人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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