語り口(読み)カタリクチ

デジタル大辞泉 「語り口」の意味・読み・例文・類語

かたり‐くち【語り口】

語るときの口調。「淡々とした語り口
落語浄瑠璃などを語るときの調子態度。「先代そっくりの語り口
[類語]口調語調語気論調歯切れ呂律

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精選版 日本国語大辞典 「語り口」の意味・読み・例文・類語

かたり‐くち【語口】

  1. 〘 名詞 〙 落語、浄瑠璃などを語るときの調子や態度。転じて、一般的に話しかけるときの調子、態度などにもいう。語りぶり。
    1. [初出の実例]「せんにんとは浄るりのみそをあげて、かたりくちをむりに上手めかして、わがままにかたりくづすたぐひ也」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前)
    2. 「当人にしか面白くないやうな子供の頃の話を、ポソポソと不景気な語り口で語ってみたところで仕方がない」(出典:アド・バルーン(1946)〈織田作之助〉)

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