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イスファハンのマスジデ・ジャーミ Masjid-i Jāmì, Isfahān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イスファハンのマスジデ・ジャーミ
Masjid-i Jāmì, Isfahān

イランイスファハンの旧市街にある大モスク(→モスク)。中庭に面して四つのイーワーンを配する典型的なペルシア様式をもつ。名前は「金曜モスク」の意。イラン最古の金曜モスクで創設は 8世紀ともいわれるが,現存する最古の部分は 11世紀,セルジューク朝マリク・シャーの時代のもの。特に中軸線上のドームをかけた主礼拝室(1070~75頃)と中庭北側の「ゴンバッデ・ハーキ(大地のドーム)」と呼ばれる副礼拝室(1088)は,いずれもセルジューク朝美術において,きわめて重要な遺構。その他の部分は 11世紀から 18世紀にいたるまでたびたび増改築を受けており,各時代の建築様式が見られる。たとえば中庭周辺の回廊部分は 12世紀前半に属し,壁面を飾るタイル・モザイクは 15世紀以降の改修。中庭は 60m×70mほどの整然とした矩形であるが,外周壁は不規則なかたちで市街地に埋没している。2012年世界遺産の文化遺産に登録。

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