イスラーム帝国

山川 世界史小辞典 改訂新版 「イスラーム帝国」の解説

イスラーム帝国(イスラームていこく)

ウマイヤ朝(アラブ帝国)に対する革命運動によって成立したアッバース朝の支配体制。マワーリー官僚や政府高官を占め,軍隊の非アラブ化が進むなど,アラブ,非アラブを問わず,全ムスリムに平等な社会進出の機会が与えられた。この結果,アラビア語を枠組みとしてさまざまな文化,政治,社会体制を吸収したイスラーム文明が生まれた。税制面でも課税策の平等化が図られた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android