日本大百科全書(ニッポニカ) 「イボバッタ」の意味・わかりやすい解説 イボバッタいぼばった / 疣蝗[学] Trilophidia annulata 昆虫綱直翅(ちょくし)目バッタ科に属する昆虫。体の前胸背板にある凹凸がいぼのようにみえるので、この名がある。本州中部以南、東南アジアに分布し、山野にすむ。体長は雌23ミリメートル、雄18ミリメートル内外。乾いた土の色をしたバッタで、乾燥した地上にすむ。体と背地がほとんど同色のため、飛ばないとみつけにくい。成虫は夏から秋に出現し、草食性である。[山崎柄根] イボバッタ〔標本画〕 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例