ウィンストン・セーラム(読み)うぃんすとんせーらむ(英語表記)Winston-Salem

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウィンストン・セーラム」の意味・わかりやすい解説

ウィンストン・セーラム
うぃんすとんせーらむ
Winston-Salem

アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州中央部の工業都市。人口18万5776(2000)。ピードモント地域(ブルー・リッジ山脈東側の山麓(さんろく))にある。1766年、モラビア教徒によってセーラムが建設され、1849年にフォーサイス郡の郡都としてウィンストンが建設された。1913年にこの二つの都市が合併して現在の名称となった。1875年にリチャード・J・レイノルズがこの町でたばこ事業をはじめて以来、たばこ栽培が盛んな地域として知られ、地名がたばこの銘柄にも使われている。たばこ工場はウィンストン側に多い。このほか醸造業、衣服、家具、電気器具の工場もある。

[菅野峰明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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