日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ウェストハイランドホワイトテリア
うぇすとはいらんどほわいとてりあ
West Highland white terrier
哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜であるイヌの1品種で、イギリスのスコットランド地方が原産地である。昔からその地で小獣猟に用いられていた犬種で、1900年ごろにタイプが固定されたとみられている。立ち耳で、純白の剛毛に覆われ、四肢は短めで、躯幹(くかん)は筋肉質、小柄なわりにはがっしりした感じの犬種である。尾は根元が太く先細りで、背に高くつき、ぴんとあげている。テリア類に共通する活発な気質があり、最近日本のドッグショーでもよく目にとまるようになってきた。体高22~30センチメートル、体重5.4~8.1キログラムである。
[増井光子]