エコファンド(読み)えこふぁんど(その他表記)eco‐fund

知恵蔵 「エコファンド」の解説

エコファンド

環境関連企業、具体的には環境問題への対応が優れている企業や環境に関連した事業を行う企業を選定して、投資信託としてそれらの株式に集中的に投資するもの。環境問題と企業活動との関連性がクローズアップされる中で、環境意識の高い投資家(グリーンインべスター=緑の投資家と呼ばれる)が生まれてきたことが重要。背景には社会的・倫理的基準を考慮して、企業に対する投資判断を行う社会的責任投資(SRI)の考え方がある。日本にエコファンドが初めて登場したのは1999年8月の「日興エコファンド」で、これまでに16社がエコファンドを含むSRIファンド市場に投入した。純資産総額合計は2008年1月31日現在で約2387億円(SRIファンドの数字に基づく)。

(植田和弘 京都大学大学院教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む