エチルtertブチルエーテル(読み)エチルターシャリーブチルエーテル(英語表記)ethyl tertiary-butyl ether

デジタル大辞泉 の解説

エチル‐ターシャリーブチル‐エーテル(ethyl tertiary-butyl ether)

エタノールイソブチレンを合成して製造する含酸素燃料水分と結合しにくく、ガソリンと分離しにくいなどの特性をもつ。ガソリンに配合して自動車の燃料などに使われるが、車体人体への影響・安全性が確認されていないことなどから、低混合比率で使用されている。サトウキビなどに由来するバイオエタノールとイソブチレンを合成したバイオETBEをガソリンに配合した燃料はバイオガソリン(バイオETBE配合)と称され、バイオマス燃料の一つとされる。ETBE。
[補説]1992年にフランスで開発され、日本では平成21年(2010)から本格的に導入されている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android