車体(読み)シャタイ

デジタル大辞泉 「車体」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐たい【車体】

車台の上にあって乗客荷物をのせる部分。また、車の外形全体。ボディー
[類語]乗り物車両自動車

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精選版 日本国語大辞典 「車体」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐たい【車体】

  1. 〘 名詞 〙 車両で、乗客や荷物を積載するための部分。また、車の外形全体。
    1. [初出の実例]「車体(シャタイ)一上一下と動揺して或は頓挫し、或は傾斜し」(出典:義血侠血(1894)〈泉鏡花〉二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「車体」の意味・わかりやすい解説

車体[自動車]
しゃたい[じどうしゃ]
body

自動車のシャシを除いた部分で人員貨物や走行に必要な付属装備を収納保護する機構。安全性,居住性,空力性能が特に重要視され,具体的な車体の剛性,強度形状などが設計上の重要点になる。車体構造は,フレーム (車枠) と車体からなるフレーム付構造と,フレームと車体の一体形成された単体構造 (モノコック) の2種類がある。モノコックボディは,外力を車体全体で分散吸収する構造で,強度を落とさず,軽量化ができ,生産性もよいという利点がある。近年,プレス加工技術や溶接技術の向上により,小型乗用車やバスなどを中心にして増加してきている。日本の自動車産業では,乗用車,小型トラックの車体はシャシメーカーが自社で製造し,バス,大型トラックの車体は車体専門のメーカーが生産するのが通例となっている。

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